元娼婦と物静かな狩人が紡ぐ雪山の共同生活。深く静かに燃える完結編
都を逃げ出した元娼婦と、ワケありな元騎士の狩人という、傷を抱えた二人の静かな共同生活を描いたシリーズ待望の完結編。雪深い山小屋という閉ざされた空間で、互いの体温だけを頼りに寄り添うように生きてきた彼らの関係性が、都へ向かうという新たな局面を迎えてどう変化していくのか、ページを捲る手が止まらなくなる。派手なエロ描写よりも、二人の間に流れる静寂で繊細な空気感や、言葉にならない深い愛情の交歓に重きを置いた物語。前作から彼らの歩みを見守ってきた読者には、感無量の結末だろう。