夫のモラハラで孤独な専業主婦。かつての恋人に強引に奪われる夜
夫の心無い言葉と態度にすり減っていく専業主婦のリアルな絶望感が、痛いほど胸に突き刺さる。そんな行き場を失った彼女の前に、かつての恋人が現れるという展開は、ベタでありながらも抗い難い引力がある。ダメだと分かっているのに、彼の強引な優しさにほだされ、少しずつ理性が崩壊していく過程の描写が実に丁寧だ。「戻れなくなった夜」という言葉の通り、人妻がかつての男の腕の中で女としての喜びを再び知っていく、その切なくも甘美な堕落っぷりに強く共感してしまう。